世界で学ぶ日本人留学生が減った。米国への留学生は3万人を割り込み、韓国人(7万5000人)の半分以下。ハーバード大学への留学生は英国、カナダに次ぐOB数を誇るのに、今や1年生1600人のうち1人。
「こもるなニッポン 3」日本経済新聞 2010年4月10日
大前研一氏も、この点を指摘していました。
日本人留学生数減少について解説する大前研一重要な点は、決して経済的理由だけではないこと。
むしろ、日本人の積極性や気概のなさについて危機感を抱いているようです。
一方、CNNは、中国からアメリカに留学する学生の激増についてリポートしていました(CNN ENGLISH EXPRESS 2010年3月号からですが…)。
昨年だけでなんと9万人がアメリカの学生ビザを取得したとのこと。
私は留学信奉者ではありませんが、やはり日経新聞の「こもるな日本人」というタイトルに危機感を抱いた一人です。
その特集では、日本人にとって海外大学への留学は“ローリスク・ハイリターン”との指摘も。
決して楽ではないにしても、中国人や韓国人よりも海外留学に関しては有利な立場にあるし、留学(正規入学)してキャリアを積めば大きなリターンが得られる。
そもそも、英語に自信があるからといって留学を志す人より、留学したいから苦手な英語を克服するって人の数の方が圧倒的に多い。
英語ができないからといって自分の進学先の選択肢からハナから除外してしまうのも、非常にもったいない。
自分の経験では、日本の大学で学んだ9年(学部から博士課程まで)よりも、イギリスの大学で学んだ1年の方がはるかに学生生活は充実していました。
まぁ、日本では遊びすぎたからなんですが…
「こもる日本人」
もはや英語力以前の問題ではないかとさえ思います。
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